清末小説から
『中国近代文学争鳴』第１輯 上海書店編輯出版1989.10
前言………………………………編 輯 室
《中国近代文学大系》編輯構架…編輯室
在編輯工作会議上的発言………徐 力励
功在千秋…………………………丁 景唐
精選詩文応以文学標準衡量……馮 至
《小説集》導言一：中国近代小説鳥瞰………………………端木痘ﾇ
《小説集》導言二：中国近代小説的発展軌程与特徴………時 萌
《散文集》導言：論中国近代散文……………………………任 訪秋
開展編選観点的討論……………編 輯 室
必須分清界限 明確編選観点…伍 蠡甫
時代特点和編選原則……………賈 植芳
中国近代散文各種流派作家作品的不同風貌…………………任 訪秋
近代散文的特色和編選問題……季 鎮淮
談選文（一）……………………周 振甫
談選文（二）……………………陳 則光近代散文文学作品与文章的分野………何満子、周振甫
《小説集》編選設想（附選目初稿）………呉組ﾀ、端木痘ﾇ、時萌
対《小説集》編選設想和選目初稿的意見……………………施 蟄存
按照主流和成就比較全面地反映………陳 則光
応網羅曽有影響及至今尚可一読的小説………………………何 満子
近代小説四題……………………楼 適夷
編選近代小説要注意芸術性和文献性…………………………袁 進
幾点意見…………………………秦 痩鴎
第三時期的小説已明顕転入新小説的演化過程………………孫 継林
編選作家作品要排除“左”的干擾……………………………鍾 賢培
書簡小摘…………………呉泰昌、錫 金、 徐鋳成、孫文光誠懇的答復（附選目三稿） ………呉組ﾀ、端木痘ﾇ、時萌
“小説”的歴史概念……………施 蟄存
談父親在近代時期写的小説……葉 至善
査看故宮所蔵近代小説的報告…劉 北ﾚ披露一件淹没了75年的史実……張 偉
近代66種文芸報紙和132種文芸雑誌編目……………………祝 均宙
《清末民初小説目録》序……樽本照雄作、范 泉訳
★劉鉄雲の対聯と老舎
舒乙「老舎資料的新発現」（『老舎研究会会報』第10号 名古屋大学老舎研究会1990.4.25)は、老舎の「結婚証書」など三件の発見を紹介している。これに次のような記述がある。
1960年春、老舎は、劉鉄雲の書いた対聯を購入した。表装のできばえに満足した老舎は、表装師・金濤に、
今春得劉鉄雲書聯文曰
今既見心即見佛子安知
我不知魚抱残書聯不多
見落筆簡拙有甲骨文字
気息 庚子端午
金濤同志正
老舎
と書きあたえたという。劉徳隆・朱禧・劉徳平編『劉鶚及老残遊記資料』（四川人民出版社1985.7）の「鉄雲聯句存」には、収録されていないものだ。
★劉鉄雲の遺著その他
『浙江省立図書館月刊』第１巻第7・8期合刊（1932.10）に、「老残遊記作者遺稿之消息」と題する記事が掲載されている。
劉氏の第五子（大経か？）が、天津特別一区福州路二十号で、劉鉄雲の遺著を所蔵しているという。1932年８月15日天津『大公報』からの転載記事だとの注記がある。遺著として次の６種が掲げられる。
１．歴代黄河変遷図考
２．本草分類編纂要
３．人寿宴和集（賢学）
４．抱残守闕参日記
５．芬陀利室存稿（詩集）
６．老残遊記後部
劉徳隆・朱禧・劉徳平編『劉鶚及老残遊記資料』（四川人民出版社1985.7）に掲載されている「劉鶚著作存目」と照らし合せてみよう。
１の歴代黄河変遷図考は、「劉鶚著作存目」にも収録される。３の人寿宴和集は、《人寿安和集》のことだ。４も抱残守闕参日記とあるが、抱残守缺斎の誤植だろう。５の詩集は、『劉鶚及老残遊記資料』には、「鉄雲詩存」の中に収められている。６の老残遊記後部というのは、たぶん、外編をさしているのだと思う。
「劉鶚著作存目」に見えないのは、２の本草分類編纂要だ。劉鉄雲は、ウルムチに流されてのち、医学の著作をいくつかなした。そのうちのひとつのようだ。劉徳隆・朱禧・劉徳平各氏は、資料を編むにあたって調査を徹底したはずだ。それに掲載されていないということは、現在、すでに行方がわからなくなっているということかも知れない。
『浙江省立図書館館刊』第３巻第６期（1934.12.31。月刊を館刊に改名）にも、もうひとつ劉鉄雲についての消息がある。
「劉鶚遺族擬建『鉄雲図書館』」という。
劉鉄雲が購入した南京浦口の土地は、劉鉄雲が逮捕、ウルムチ流刑されたため没収された。遺族が、土地の返還を要求し、回収の目的を達成したなら、南京鼓楼附近に「鉄雲図書館」を建設するといっていることを伝えている。
「老残遊記二集」９回のうち６回までしか再発表されなかったのも、浦口の土地返還問題を有利に展開したかった遺族の意向だったのだそうだ。しかし、鉄雲図書館は、結局のところ建設されることはなかった。
范 伯群○通俗小説中的“続作”和“反案”熱 周痩鵑著『新秋海棠』江蘇古籍出版社1989.7
劉 闡ｷ○《老残遊記二編》補編第十二回 『連載小説』1990年第３期1990.5.20
柳 無忌○《蘇曼殊新論》序 『文芸報』1990.7.14
牛仰三、孫鴻霓○＜編＞『厳復研究資料』海峡文芸出版社1990.1
魏 紹昌○＜箋注、戴敦邦絵画＞『戴敦邦新絵旧上海百多図』浙江人民美術出版社1989.5／1989.7二次印刷（根拠清末呉熕l著《滬上百多談》）
荘 月江○老残有後 『連載小説』1990年第３期1990.5.20
○別冤枉了端方――関於劉鶚的被捕和流放 『衢州報』1990.7.12
『清代人物伝稿』下編第５巻 遼寧人民出版社0989.11
蘇曼殊……………………………裴 効維
曾 樸……………………………黄 鈞
劉 鶚……………………………黄 鈞
王覚源著『近代中国人物漫譚』 台湾・東大図書股有限公司1989.10
小説家張恨水的趣事／一代妖姫賽金花／柳亜子恃才傲物／介紹西方文学的林琴南
楊浩・葉覧主編『旧上海風雲人物』
上海人民出版社1989.11
清末報人汪康年…………………顧 柏栄
小報界鼻祖李伯元………………崔 美明
滑稽才子呉熕l…………………崔 美明
“商務”元老張元済……………季 永桂