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『清末民初小説目録 第5版』無料公開中
ファイルは以下の2件です。
説明 pdf 2,321MB A4判 133頁 同じものがこちらにも
本文 pdf 37,042MB A4判4,647頁 同じものがこちらにも

郭延礼編著『解読秋瑾』上下冊
済南・山東教育出版社2013.3
2013.12.30
目次は以下のとおり。
上冊:
郭延礼「我与秋瑾研究(代前言)」、
秋瑾生平及其活動、
秋瑾詩文集序跋及評論、
《秋瑾集』集外詩輯、
悼念秋瑾詩文和紀事。
下冊:
秋瑾年譜簡編、
秋瑾文学論稿、
附録1.秋瑾研究史料目録索引、
附録2.《白話》目録、《中国女報》目録あり
2013.12.29
先日、〓文文『晩清報刊上的翻訳小説』(済南・斉魯書社2013.5)を本ウェブサイトに掲げました。
該書に収録された「附録:晩清上海四大報紙翻訳小説内容提要――《時報》、《申報》、《新聞報》、《神州日報》」は、役に立ちます。
翻訳小説の内容を簡潔に要約しているのが、珍しい。実物を手にしていることが明らかです。その記述について信頼性が高いといえましょう。
ただ、シャーロック・ホームズが出てくるからといって必ずしも翻訳とは限りません。そんなことは、読者が判断すればいいことです。より多くの手がかりが提供されているところに私は利点を見いだします。
本文を読んでいましたら、阿英論文が引用されています(27頁)。
そうだったかな、と題名の「民初小説発展的過程」を見て疑問を持ちました。
阿英がそのような論文を書いたという記録はないのです。
また、その掲載誌は『東方雑誌』第2巻第3期1941.5.3となっています。
1941年当時の『東方雑誌』は、月2回刊行で1日と16日が発行日でした。刊行月日が合いません。また、総目を見ても存在しません。
なんのことはない。誤植でした。
著者は、阿英ではなく安英、掲載誌は『東方雑誌』ではなく『新東方雑誌』です。しかも、発行日は5月3日ではなく5月30日らしい(初出未見)。
安英「民初小説発展的過程」は、『中国近代文学論文集』(1919-1949)小説巻(中国社会科学出版社1988.5)に収録されています。簡単に読むことができるでしょう。
その章題を掲げましょう。
(一)翻訳小説的輸入開闢了“新小説”的荒原、
(二)民初小説的最高潮――“礼拝六派”小説的隆替史、
(三)武侠、奇侠小説的衆出、
(四)翻訳小説的大量輸入
当然のことながら、林琴南に言及します。比較的詳細ということができる。
その評価は、従来通りです。
つまり、功績を認めながらも外国語ができない、と批判します。たとえば、こんな感じ。
林訳の小説は量的には「比較するものがない」とはいえ、しかし彼は外国語ができなかったため、彼は西洋の文化と思想を紹介することはできたが、文芸の立場からいえば、彼にはそれほど大きな貢献はない。それぞれの作品の本当の神髄は、大部分が彼の筆によって無理矢理別の文体と作風にかえられたのである。
文章の最後部分で、ふたたび林琴南が出てきます。
民初において西洋文学の紹介した最有力者としては、当然林琴南を推す、と安英はいいます。
林琴南の翻訳については、功罪半ばする。そういう一般的な評価が定着していると見ることもできるでしょう。
2013.12.22
任翔「中国偵探小説的発生及其意義」(『中国社会科学』2011年第4期 2011.7.20 電字版)に中国最初の創作探偵小説について言及があります。
「ある文献によると、中国で最初の探偵小説は1901年に剣鋩が創作した「夢里偵探」(21)である」と書いています。
そうなのか、とその根拠を示す注をみるでしょう。
注釈21において、典拠が樽本編『新編[摯秕清末民初小説目録』だというのです。書名を間違えている。
樽目録第3版による、とことわって以下のとおり。
「剣鋩が創作した「夢里偵探」は1901年の『啓蒙通俗報』に発表された」
しかし、任翔が探索した結果、図書館などで1901年の『啓蒙通俗報』は見つけていない。『啓蒙通俗報』が改題した1903年以後の『通俗日報』を見ても剣鋩が創作した「夢里偵探」は見あたらない。ゆえにはたしてそういう作品が存在するのか疑問にしておく、と。
そういう説明です。
奇妙な説明だと考えます。なぜなら、樽目録第3版にはそのような記述はないからです。引用します。
m0518 夢里偵探/剣鋩/『通俗日報』1901以降?/[史索二211]
どこに『啓蒙通俗報』があるというのでしょうか。
しかも「1901以降?/[史索二211]」と疑問符をつけて、その根拠を示しています。
祝均宙ら輯録「中国近代文藝報刊概覧」(魏紹昌主編『中国近代文学大系』第12集第30巻 史料索引集2 上海書店1996.7)です。
任翔が説明したいのであれば、こちらの「中国近代文藝報刊概覧」を示さなくてはなりません。
それよりも参照すべき目録があります。
任翔論文が2011年発表です。それより前の2008年には、劉永文編『晩清小説目録』(上海世紀出版股▲有限公司、上海古籍出版社2008.11)がすでに出ているのです。
該書188頁に『通俗日報』掲載の「夢里偵探」を収録して、「宣統元年五月二十二日」つまり1909.7.9だとあるではありませんか。劉永文は、原物で確認しているのでしょう。
任翔には、やらなくてはならない調査が不足しているといわざるをえません。
任翔らは、劉永文の目録は無視して、そのまま同じことを任翔、高媛主編『中国偵探小説理論資料(1902-2011)』(北京師範大学出版社2013.3)727頁でもくり返します。(2014.1.13追記:任翔「采得百花成密後(代序)」任翔主編『江南燕(百年中国偵探小説精選:1908-2011)』第1巻 北京師範大学出版社2012.10でもやっている。困った人だ)
参照資料に樽目録第3版を掲げもせず、間違いだと考えた部分にのみ樽目録第3版を指摘する。いつもの中国人研究者のやり方ですね。べつに驚くことではありません。
現在では、目録に以下のように記述しています。
夢里偵探/剣鋩/『通俗日報』宣統1.5.22(1909.7.9)/[史索二211]1901以降?[編年88]光緒二十七年[劉晩188]宣統元年五月二十二日(1909.7.9)[偵探727]『啓蒙通俗報』(『通俗日報』)1901←樽目録第3版を誤って引用する

笑(包天笑)、呆訳「百万磅」
『小説時報』17期1912.12.1
2013.12.21
『清末民初小説目録 第5版』の正誤表に追加しました。
渡辺浩司氏よりのご指摘です。ありがとうございます。

復旦大学歴史系、出版博物館、中華書局、上海辞書出版社編『中華書局与中国近現代文化』
上海・世紀出版集団、上海人民出版社1913.10
2013.12.18
目次は以下のとおり。
葛兆光「序」、
書局与文化、
陸費逵研究、
文献与出版、
名編輯研究、
辞書与字典、
中英文報刊、
教科書及其他、
会議綜述。
鄒振環、林麗成「後記」

朱一玄、董沢雲、劉建岱編『古典小説戯曲書目』
長春・吉林文史出版社1991.5
2013.12.16
上の目録を点検し直しました。
「台湾古典小説戯曲書目」があります(285-322頁)。
以前は、通過しました。台湾で刊行された目録から採取しており、刊年が記載されていなかったりして依拠するのに躊躇したからです。
今回は気をとりなおして見たことです。
「書名/作者/出版者/出版年/冊数」の順に記載されています。
たとえば、次のようです。
「魯男子/曾樸著/世界書局/48/1」
なんでもなさそうな記述でしょう。
しかし、奇妙です。発行年の「48」というのは「1948」にしては、やはりおかしい。
世界書局は、上海に存在しました。
しかし、台湾にある世界書局が1948年に小説作品を出版するはずはありません。
よく見れば上の「48」という意味は、「中華民国48年」すなわち1959年のことだったのです。
編集者は、それを説明していません。
1991年の中国大陸において、解説ぬきにして中華民国を刊年に使用する例があるのだと気がついたということでした。

〓文文『晩清報刊上的翻訳小説』
済南・斉魯書社2013.5
8大新聞雑誌、すなわち新聞は『時報』『申報』『新聞報』『神州日報』、雑誌は『新小説』『繍像小説』『小説林』『月月小説』所載の翻訳小説について論じています。
目次は以下のとおり。
陳大康「翻訳小説在近代中国的普及――《晩清報刊上的翻訳小説》序」、
導論、
第1章 報刊翻訳小説〓醸与発展(1840-1902)、
第2章 繁栄期的報刊翻訳小説概況――八大報刊的小説、
第3章 報刊翻訳小説的訳者、
第4章 報刊翻訳小説的特徴、
第5章 報刊翻訳小説的伝播方式、
結語、
附録:晩清上海四大報紙翻訳小説内容提要、
主要参考文献、
後記

中華書局編輯部編『中華書局図書総目(1912-1949)』
北京・中華書局1987.3
2013.12.11
該書局百年総書目を以前に紹介しました。
百年総書目が本文1200頁二段組です。
創設37年間では、その半分の判型で本文は668頁の目録でした。

BRAM STOKER「GREATER LOVE」『THE LONDON MAGAZINE』
2013.12.8
渡辺浩司氏からのご指摘です。すでに目録第5版正誤表に掲載しています。
X0098* 犠牲(言情小説) (程)小青 『小説大観』4集 1915.12.30の原作は、BRAM STOKER「GREATER LOVE」『THE LONDON MAGAZINE』掲載だということです。
挿し絵などを挿入して目録第5版正誤表を作り直しました。一部の画像が歪んでいます。現在調査中(問題解決ずみ)。
2013.12.8
『清末民初小説目録 第5版』の正誤表に追加しました。
渡辺浩司氏よりのご指摘です。ありがとうございます。

周佳栄主編『百年伝承――香港学者論中華書局』
香港・中華書局(香港)有限公司2012.6
2013.12.3
目次は以下のとおり。
陳万雄「中華書局与中華文化的弘揚」、
周佳栄「中華書局成立一百周年献礼」、
導論、
第1輯 人物与経営、
第2輯 図書与文化、
第3輯 雑誌与時代、
百年中華大事紀要

中華書局編輯部編『中華書局百年総書目(1912-2011)』
北京・中華書局2012.3
1912-2011年の出版総目録です。上編:1912-1949年書刊目録、1949-1954年書刊目録、下編:1955-2011
同時に、1912.1.1-2011.12.31の年表である次を刊行。中華書局編輯部編『中華書局百年大事記(1912-2011)』北京・中華書局2012.3

夏曉虹著、呂文翠選編『晩清報刊、性別与文化転型――夏曉虹選集』
台湾・人間出版社2013.6 晩清文史叢刊1
2013.11.28
目次は以下のとおり。
呂文翠「(代序)深〓・精到・樸茂――夏曉虹的晩清文史研究」
以下に分類する。
1 閲読梁啓超、
2 近代婦女、
3 清末報刊、
4 晩清文学与文化、
5 遊記与憶語。
夏曉虹「後記」

劉鉄雲『(眉批詳註)老残遊記』
台湾・河畔出版社1979.5/2000.10新三版 河畔古典文学欣賞叢刊5
台湾・河畔出版社1979.5の重版らしいです。
初序 二序 有評
兪国基眉批、呂自揚詳註、
呂自揚「編序」、
兪国基「那一顆熱〓〓的愛心――序老残遊記眉批」、
劉鶚像、1903《繍像小説》初刊《老残遊記》第一頁、
正集20回 続集6回
附録:
劉鶚「劉鶚日記二則」、
劉鶚「劉鶚遺詩三首」、
劉大紳「関於《老残遊記》」、
劉大鈞「《老残遊記》作者劉鉄雲先生的軼事」、
劉大鈞「劉鉄雲先生軼事」、
劉大杰「劉鉄雲軼事」、
胡適「老残遊記序」、
陳春城「身死極辺的――劉鶚」
2013.11.27
『清末民初小説目録 第5版』の正誤表に追加しました。
渡辺浩司氏よりのご指摘です。ありがとうございます。
2013.11.12
小説目録を訂正して追加します。
(誤)『東亜小説新刊』→(正)『亜東小説新刊』
下に関連する記号を掲げておきます。
典拠は[史索二]、すなわち祝均宙、黄培〓「中国近代文藝報刊概覧」(魏紹昌主編『中国近代文学大系』第12集第30巻史料索引集 上海書店1996.7)でした。
該概覧にある「亜東」を「東亜」に誤植したのが間違いです。
このたび目録を点検していて気づいた次第。
すると[劉民]、すなわち劉永文編著『民国小説目録(1912-1920)』(上海世紀出版股〓有限公司、上海古籍出版社2011.12)が出てきたのです。
劉民目録は、雑誌、新聞、単行本の3部に分けています。それが『晩清小説目録』から彼が採用する編集方針です。
雑誌、新聞の部は、とても有用です。これも劉晩目録と同じで私の評価は変わりません。
問題は、単行本の部であることも以前と同じ。
『亜東小説新刊』は雑誌です。ところが劉民目録の雑誌の部には収録されていません。
どういうわけか単行本の部に出てくる。
劉永文は、「説明」において次のように説明しています。
「単行本小説の排列は、樽本『新遍ママ[編]摯竦エ末民初小説目録』を参考にした」
参考にしたのは「排列」だけだと読むのが普通です。
以下に見るとおり、「排列」ところか樽目録第3版を引き写したことが露呈しています。
==========================
D0172 [史索二56]
F0619 [史索二56][劉民656]『東亜ママ小説新刊』
G0632 [史索二56][劉民662]『東亜ママ小説新刊』
G1028 [史索二56][劉民663]『東亜ママ小説新刊』
H2184 [史索二56][劉民672]『東亜ママ小説新刊』
K0381 [史索二56]
K0417 [史索二56][劉民683]『東亜ママ小説新刊』
K0457 [史索二56][劉民683]『東亜ママ小説新刊』
L0636 [史索二56][劉民685]『東亜ママ小説新刊』
M0951 [史索二56][劉民695]『東亜ママ小説新刊』
P0347 [史索二56][劉民705]『東亜ママ小説新刊』
Q0197 [史索二56][劉民706]『東亜ママ小説新刊』
Q0998 [史索二56][劉民710]『東亜ママ小説新刊』
S1842 [史索二56][劉民720]『東亜ママ小説新刊』[偵探730]角書不記、『東亜ママ小説新刊』
S2579 [史索二56][劉民724]『東亜ママ小説新刊』
T0134 [史索二56][左86]此作為弾詞,当時帰入“家庭小説”類,而非今之小説[劉民724]『東亜ママ小説新刊』
T0140 [史索二56][劉民724]『東亜ママ小説新刊』
T0251 [史索二56][劉民725]『東亜ママ小説新刊』
T0314 [史索二56][劉民725]『東亜ママ小説新刊』
W0893 [史索二56][劉民730]『東亜ママ小説新刊』
X1716 [史索二56][劉民740]『東亜ママ小説新刊』
2013.11.11
『清末民初小説目録 第5版』の正誤表に追加しました。

張全之『中国近現代文学的発展与無政府主義思潮』
北京・人民出版社2013.3
2013.11.9
目次は以下のとおり。
温儒敏「序言一」、
朱寿桐「序言二」、
上編、
第1章 無政府主義思潮与中国近現代文学関係研究的評述与反思、
第2章 清末民初無政府主義思潮与文学之関係、
第3章 無政府主義思潮与晩清小説的烏托邦叙事、
第4章 従《新世紀》到《新青年》:無政府主義与五四文学革命、
第5章 無政府主義“東京派”与中国現代文学、
第6章 無政府主義的文学与文学中的無政府主義、
下編(略)、
結語、
主要参考文献、
後記

王向遠『中国比較文学百年史』
北京・中国社会科学出版社2013.7
2013.11.8
『王向遠著作集』第6巻「中国比較文学百年史」を抜き出した単行本とあります。
目次は以下のとおり。
陳惇「序言」、
前言、
第1章 頭二十年(1898-1919)世界視野的形成与比較文学的発生、
第2章 三十年(1920-1949)比較文学的発展、
第3章 三十年(1950-1979)比較文学的沈寂、
第4章 20世紀最後二十年比較文学的反映、
第5章 最後二十年的東方比較文学、
第6章 最後二十年中国与欧洲各国文学関係的研究、
第7章 中国与美国、拉美、澳洲文学関係的研究、
第8章 最後二十年中外文学関係史的総体研究、
第9章 中外各体文学比較研究、
第10章 後二十年的翻訳文学研究、
第11章 比較詩学与比較文論的繁栄、
第12章 跨学科研究在理論与実践上的探索、
人名索引、
書名索引、
主要参考書目、
《王向遠著作集・中国比較文学百年史》後記、
単行本新版後記

『中国近代文学学会小説分年会曁中国近代小説学術研討会論文集』
開封・河南大学文学院2013.9
2013.11.3
目次は以下のとおり。(資料提供劉徳隆氏に感謝)
==============
貝青喬《爬疥漫録》略論………馬衛中、陳国安
王鍾麒与《神州日報》………ケ百意
集歴史文献与文学鏡像於一身的民初期刊《中華小説界》………王国偉
論林紓小説中的辛亥革命叙事………王鳳仙
論晩清小説的悲憤意緒………王同舟
翻新小説的文化意蘊………王慎
梁啓超小説戯曲中的粤語現象及其意義………左鵬軍
清末民初新小説広告的文学史意義………付建舟
黄世仲報業活動与小説創作之関係探析………紀徳君
方苞古文理論的破与立――読沈廷芳《書方望溪先生伝後》………石雷
一部反封建的奏鳴曲――清代艶情小説《載花船》之巻三………劉g
傅蘭雅与小説………劉徳隆
男人女音・女人男音――徐枕亜《玉梨魂》与秋瑾《精衛石》対読………劉濤
近代来華法国耶〓会士対中国文学中他界書写的訳介………劉麗霞
家庭小説的興起与民族国家的想像………劉サ
晩清小説《市声》中的科技理念………劉永麗
林訳《茶花女》何以成功登陸中国文学………李宗剛
論魯迅小説創作的現代性自覚――従伝統文化而来的現実批判和啓蒙追求………李生濱
論王〓運的《封神演義》研究………李亜峰
銭鍾書眼中的散原詩歌………李開軍
青出於藍勝於藍?――論《蕩寇志》的藝術優劣………許景昭
百余年近代小説研究大事記………湯克勤
前五四時期女性期刊中的女性自叙体叙事創作………杜若松
《盧梭魂》作者考………宋慶陽
論《二十年目睹之怪現状》的自伝性質………何宏玲
浅析《風月夢》的写実性………湯柳、湯萍
国民意識与清末政治小説中的国民想像………趙連昌
談女性家庭角色的模塑――以冰心女性思想為例………趙思奇
二十世紀初留学生訳者特点剖析――以呉檮《小説月報》前期(1910-1920)翻訳作品為例………趙霞
試論霍桑形象的文化双構性………姜維楓
《老残遊記》与泰山自然風光和民俗文化研究………張鵬
従胡適改創《西遊記》第八十一難探討其仏学思想………張恵
文学空間論域下的《花月痕》叙事………周芳
浅析時新小説之新特質………周倩
晩清“小説入報”考………段懐清
〓撃与憧憬:晩清小説中的民俗国家想像――以晩清譴責小説、翻新小説、科学小説為主………侯運華
草色遥看近却無――近代包公小説的“開封書写”………〓冬萍
《女獄花》是革命派小説〓?………郭長海
別様的学術交流平台――《<中国近代文学大系>編輯工作信息》的学術史意義………郭浩帆
《老残遊記》中的城市書写………郭小転
清末烏托邦小説中的“中国夢”叙事………郭建鵬
新文学形態的小説雛形――試論晩清西方伝教士翻訳的《天路歴程》白話訳本的現代意義………袁進
王韜的小説思想………党月異
《風月夢》中的両性張力………徐志平
「新女性」的異面:晩清男女作家小説的不同呈現………黄錦珠
一個故事,両種講法――《蜀川夫人》与《自由誤》対読記………黄湘金

劉鉄雲(鶚)
2013.10.31
ウェブに掲げられている写真を複写しました。あまり見かけない劉鉄雲の肖像写真のようです。
2013.10.18
『清末民初小説目録 第5版』の正誤表です。
渡辺浩司氏よりご指摘をいただきました。ありがとうございます。

李亜娟『晩清小説与政治之関係研究(1902-1911)』
北京・中国法制出版社2013.8 新世紀学術文庫
2013.10.17
目次は以下のとおり。
==============
馮俊「総序」、
陳大康「序」、
前言、
第1章 導論、
第2章 発現小説:晩清小説政治功用性的賦与、
第3章 八股世界忽為小説世界:晩清小説政治功用性的拡展、
第4章 娯楽圧倒啓蒙:晩清小説政治功用性的潮落、
第5章 従介入到関懐:晩清小説政治功用性的新変、
結語。
附録1:以小説命名的25種期刊名目、
附録2:光緒二十八年(1902)年之前小報刊載小説情況、
附録3:272種登載小説的報刊、
附録4:五大小説雑誌《新小説》、《繍像小説》、《新新小説》、《小説林》、《月月小説》小説類型統計、
附録5:光緒三十一年(1905)至宣統三年(1911)間言情小説目録、
附録6:偵探小説単行本(光緒二十五年至宣統三年)、
附録7:報刊刊載的偵探小説(光緒二十二年至宣統三年)、
附録8:晩清年間在日本創〓的刊物、
附録9:日本留学生創〓刊物所載小説名目、
附録10:直接以“社会小説”為標示的小説作品、
参考文献
2013.10.17
『清末小説から』第112号の目次予告です(2014.1.1公開予定)。
=====================
いくたびかの阿英目録4………樽本照雄
《披蘿帶茘》の原作………渡辺浩司
早期漢訳ドーデ「最後の授業」1――胡適訳「最後一課」のばあい………神田一三
傅蘭雅与小説………劉 コ隆
徐兆〓日記中的近代小説與出版史料1――以小説林社為中心………欒偉平選註

卓如、魯湘元主編『二十世紀中国文学編年(1900-1931)』
石家荘・河北出版伝媒集団、河北教育出版社2013.4
2013.10.5
1900-1931年の大型年表です。
1900-1907年は祝均宙、1908-1916年は関愛和、1917-1920は魯湘元が執筆。
目次は以下のとおり。
==============
《二十世紀中国文学編年》編委会「前言」、
凡例、
正文総目、正文要目、正文、
索引は別冊の1247頁から(作家筆画、作品筆画、報刊筆画、文壇記事筆画、社団筆画、時事筆画)、
「後記」

湯克勤、李珊編著『近代小説学術档案』
武漢大学出版社2013.6 陳文新主編「中国学術档案大系」
2013.10.3
魯迅から湯克勤まで、研究論著の再録とその評価、および著者の主要論文目録です。
目次は、以下のとおり。
==============
前言、
近代小説研究論著選介、
近百年近代小説研究論著提要、
百余年近代小説研究大事記、
湯克勤「後記」
2013.10.2
さきの8月7日付本ウェブサイトで胡適の翻訳集『短篇小説』第一集に収録しているロシア小説の原作について書きました。
テレショフ作品です。
(俄)泰来夏甫(NIKOLAI DMITRIEVITCH TELESHOV, 1867-1957)著「決闘」は、LIZZIE B. GORIN英訳“THE DUEL”です。
こちらも書影を掲げました、銭理群主編『中国現代文学編年史:以文学広告為中心(1915-1927)』が関係します。
銭理群が「胡適出場:文学革命的発動」において説明して「俄国泰来夏甫(今訳庫普林)」と書く(23頁)。
クープリンALEKSANDR IVANOVICH KUPRIN(1870-1938)とは、明らかに別人ですがね。

WANLONG GAO(高万隆)RECASTING LIN SHU
TRAFFORD PUBLISHNG, 2009.11.30
2013.10.2
本年2月に以下の書籍を紹介しました。書影を再び掲げます。

A STUDY OF LIN SHU'S TRANSLATIONS IN CULTURAL PERSPECTIVES
WARREN GAO(高万隆)『文化語境中的林紓翻訳研究』
両書は、書名が違うだけで内容は同じ英文であることに気づきました。
簡単ながらお知らせまで。

姚一鳴『文学背後的世界――民国文人写作、出版秘事』
台湾・新鋭文創(製作発行:秀威資訊科技股有限公司)2013.5
2013.9.29
興味ありそうな目次を選択してかかげます。
「文人旧事」
風雨飄渺独自在(辛亥革命前後的周作人)
五四以前的劉半農
李涵秋的上海一年
陸費逵和商務中華教科書之争
「文人書事」
李伯元、《遊戯報》和花榜
丁悚:画過《礼拝六》封面的人
天虚我生亦有用(天虚我生与《文苑導遊録》)
曾樸与《真美善》雑誌
曾樸和小説林社
周氏兄弟訳《域外小説集》出版始末
平襟亜<書城猟奇>
茅盾和《小説月報》革新前後的新旧文学之争

銭理群主編『中国現代文学編年史:以文学広告為中心(1915-1927)』
北京大学出版社2013.5
2013.9.26
過日、ご紹介しました。広告を中心とした文学史の続編です。
陳方競「胡適対短篇小説文体建設的貢献」(176頁)があります。
胡適の漢訳ドーデ「最後の授業(最後一課)」を紹介して「民族自強独立の愛国の気持ち」と従来の見方をくり返す。
胡適が、フランス語原文から翻訳したと読者に思わせようとしたこと。その実、英語重訳を底本とした漢訳だったこと。原作の短篇小説を大幅に削除したこと。などなどには気づかなかったようです。
胡適が主張した原文主義、逐語訳主義を、彼自身が裏切っている。胡適の林訳小説批判と無関係ではありません。
ドーデ「最後の授業」については、日本ではすでにその欺瞞性をあばく文章が発表されています。1980年代には定着したといっていいでしょう。日本の国語教科書からも消えてしまった、とか。
中国の研究者は、それを知らず相変わらずドーデ称讃を継続している。
そう考えるとすれば、すこし違う。
呉〓(李霧)が『南方周末』2010年に「ドーデのほら吹き授業、童子の正体ばれ作品[都徳牛皮課,童智馬脚文]」を書いています。
はたして中国の学界は、その事実を受け入れることができるでしょうか。
「早期漢訳ドーデ「最後の授業」――胡適訳「最後一課」のばあい」を近く公表します。

袁進主編『中国近代文学編年史:以文学広告為中心(1872-1914)』
北京大学出版社2013.5
2013.9.7
新聞広告を材料にした中国近代文学史です。広告そのものを採取していて珍しい。
そのなかに周羽「《老残遊記》的藝術成就」(278頁)があります。
1907年9月6日付『時報』所載の上海商務印書館広告が、『新小説老残遊記』彩絵封面精印洋装2冊定価大洋5角です。
それには前数回は本館刊行の『繍像小説』に掲載していた。全部を刊行し版権が本館に帰した、などと書かれている。
奇妙です。説明を読めば、「1906年初集単行本が上海商務印書館より出版発行された。翌年9月、商務印書館は『時報』1153号に広告を掲載し該書を宣伝したのは上の全文のとおり」とあります。
だいいち、1906年初集単行本が商務印書館より出版されたことはありません。新聞連載した天津日日新聞から抽印したものです(天津・孟晋書社発行、刊年不記)。
いままで見た書目に、1907年商務印書館版は存在しません。
1907年に単行本を出したのは、神州日報館です。表紙は色彩で「新小説老残遊記」とあります。
[唐書封21]に掲載されているのを複写しました。

神州日報館1907[唐書封21]
『時報』に広告が掲載されたのは、事実でしょう。なぜだかこちらの『時報』広告は複写が掲載されていませんが。
ただし、広告のままに出版されたかどうかは不明とせざるをえません。
出版予告をして、途中で取りやめになったということもあるのではと想像します。
もし1907年の商務印書館版が刊行されていれば、ぜひとも見てみたいものです。

(黄)静英女士訳「(普法戦争軼事)最後之授課」
『礼拝六』第42期1915.3.20
2013.8.30
原著者不記ですが、上の漢訳はドーデ「最後の授業」です。
郭延礼は、黄静英訳が漢訳はじめての全文翻訳だといいます。(「都徳《最後一課》的首訳、偽訳及其全訳文本」『中華読書報』2008.4.16 電字版)
胡適訳「割地(のち最後一課)」(1912)に削除がある。それと比較してのことです。
黄静英はフランス語が達者でした。彼女は、ドーデ作品をフランス語原文から漢訳した。そう郭延礼は思いこんでいます。原文の比較検討には、胡適漢訳、黄静英漢訳およびフランス語の現代漢訳3種類を使用しました。
英訳を参照する必要を認めなかったのです。
フランス語の達人にして黄静英の翻訳には誤訳がある。アメル先生が身につけた緑色のフロックコートの色を黒色に、黒い絹の帽子をズボンに誤訳した。そう郭延礼は指摘します。
ところが、これが大間違い。
黄静英は、誤訳したわけではありません。
彼女が底本に使用したのは、英訳なのです。フランス語原文から直接漢訳したわけではないのです。
なぜそれがわかるか。
黒のコート、ズボンという単語が決め手でした。そうする英訳があるのです。
George Burnham Ives英訳“The Last Class”Alphonse Daudet's Short Stories. New York and London: G. P. Putnam's Sons, 1909.
郭延礼は、中国近代翻訳小説を研究して複数の専門書を出版しています。中国学界では第1流の研究者です。
それほどの学者が、小さなところで間違う。
あくまでも小事です。気にしないでください。
2013.8.28
『清末小説から』第111号を公開しています。

THE HARVARD CLASSICS SHELF OF FICTION,
収録された英訳は、胡適訳「最後一課」の底本ではありません
2013.8.25
昨日届いた雑誌に次の論文が掲載されていました。
張恵「胡適翻訳小説底本及与其《紅楼夢》研究之関係考」(『中国現代文学研究叢刊』2013年第8期(総第169期) 2013.8.15)
胡適「最後一課」についてのみ紹介します。
胡適はドーデ作品をフランス語原文から直接漢訳したのではありません。英訳からの転訳です。
張恵の説明によると、The Harvard Classics が底本だそうです。
おかしなことに、底本についての詳細が明示されていません。
注を読むと次の論文が紹介されています。
段懐清「胡適文学改良主張中三個尚待澄清的問題」(『浙江大学学報(人文社会科学版)』2007年第3期(第37巻第3期)2007.5.10)。ウェブで読むことができました。
おかしいですね。こちらにも詳細は書いてないのです。張恵たちは調べなかったのでしょうか。調べずに底本は特定できませんが。
該当するのは、以下の書籍です。
Alphonse Daudet.“The Last Class――The Story of a Little Alsatian”
(Five short stories, by Alphonse Daudet. THE HARVARD CLASSICS SHELF OF FICTION, VOLUME XIII, PART 4. FRENCH FICTION. New York: P.F. Collier & Son, 1903/1917. 電字版)
結論を先にのべます。
残念ながら、上のハーヴァード古典書棚所収本は、胡適漢訳の底本ではありません。
胡適「最後一課」の底本は、次の英訳本です。
Alphonse Daudet著、Marian McIntyre英訳“THE LAST LESSON”Monday Tales. BOSTON: LITTLE, BROWN, AND COMPANY, 1900.
詳しくは別に論文を発表することにしています。
胡適の漢訳ロシア小説がもとづいた英訳本は、8月7日付で本研究会ウェブサイトで紹介しました。
こちらは、張恵も同じ結論に到達しているようです。

胡適等著、蔡登山編『〓海花与賽金花』
台湾・秀威資訊科技股〓有限公司2013.4
2013.8.24
目次は以下のとおりです。
輯1 《〓海花》作者
曾虚白「曾孟樸先生年譜」、
呉江市同里中学金松岑紀念室「金松岑生平事蹟」、
蔡元培「追悼曾孟樸先生」、
曾虚白「附:虚白附識代答」、
胡適「追憶曾孟樸先生」、
郁達夫「記曾孟樸先生」、
鄭君平「悼念《〓海花》的作者曾孟樸先生」、
輯2 《〓海花》的創作
崔万秋「東亜病夫自述与賽金花之関係」、
曾孟樸「附:東亜病夫日記(摘)」、
曾孟樸「修改後要説的幾句話」、
曾孟樸「曾孟樸先生復胡適之先生的信」、
金松岑「金松岑談《〓海花》」、
輯3 関於《〓海花》
銭基博「《〓海花》考信録」、
趙景深「曾孟樸的《〓海花》」、
魏如晦「《〓海花》雑話」、
紀果庵「《〓海花》人物談」、
拙軒「談《〓海花》」、
孔〓境「《〓海花》史料」、
劉文昭増訂「《〓海花》人物索引表」、
輯4 《〓海花》閑話
冒鶴亭「〓海花閑話」1-8、続完、
輯5 関於《賽金花》
劉半農、商鴻逵「賽金花本事」、
瑜寿「賽金花故事編年」、
周夢荘「雪窗閑話賽金花」、
蔡登山「可愛者不可信――也談賽金花瓦徳西公案的真相」

老九編輯『中国近代文学研究 留得合集』
劉徳隆 私家版2013.6

『留得』第1期 2005.6
2013.8.19
『留得』は、劉徳隆教授が発行していた中国近代文学研究の個人通信です。
その第1期(2005.6)から第28休刊期(2009.4)に「尾巴」(2011.3)「回声」を加え、自序と後記をまとめて1冊になりました。
中国で研究の個人通信が発行されていたのは、まことに珍しい。しかも、費用はすべて劉徳隆の個人負担というのですから、たぶん空前のことでした。
『留得』は、『拾稗』(2002.11-2005.4)全17期を継いで刊行されたものです。
研究と研究者の情況報告書として興味深いものがありました。
日本では知る人はたぶんほとんどいないでしょう。ご紹介した次第です。
2013.8.18
任翔、高媛主編『中国偵探小説理論資料(1902-2011)』の続報です。
任翔らの資料が、今まで知られていない著者を指摘する。もうひとつの例を簡単に紹介しておきましょう。
(英)小説家柯区勲爵著、天虚我生(陳蝶仙)訳『(附図 偵探小説)車窗幻影』(『小説大観』8集916.12)です。
著者を(英)Sir A. Quiller Couchとしています。これは新しい。
樽目録では、BARONESS ORCZY著としていました。間違いのようです。訂正します。
そうすると、『シェイクスピア歴史物語』を書いたクイラー=クーチArthur Thomas Quiller-Couchと同一人物ですね。
2013.8.14
オルツィの「隅の老人」ものが『繍像小説』に漢訳掲載されているのは周知のことでしょう。
そのうちのひとつ((英)奥姐著 商務印書館訳)「雪駒案」の原作名が間違っていました。
以下のように訂正します(ゴチック体箇所)。
BARONESS ORCZY“THE CASE OF MISS ELLIOTT”1905より“THE HOCUSSING OF CIGARETTE”
いままで“THE HOUSINGママ OF CIGARETTE”としていたのは誤りです。
間違いが判明した経過を説明しましょう。
先日から、任翔、高媛主編『中国偵探小説理論資料(1902-2011)』を参照しながら樽目録を点検しています。
該書は、翻訳探偵小説の原作を併記しているのが珍しいです。明記はしていませんが、清末民初部分は基本的に樽目録第3版を写している。
劉永文がその『晩清小説目録』(2008)『民国小説目録(1912-1920)』(2011)において、樽目録第3版の翻訳小説原作箇所を無視して排除したのとは違います。
任翔らの資料597頁にオルツィの3作品を掲げそのひとつが間違っている。
“THE LISSON GROVE MYSTERY”とあるべきところが1文字違って“THE LESSON GROVE MYSTERY”になっています。
念のためにほかの2作品をウェブで確認してみました。
なんと上記の作品の英文綴りが誤っていることに気づいたというわけです。
樽目録初版1988から間違ったままです。
どうしてそういうことになったのか。
中村忠行「清末探偵小説史稿――翻訳を中心として(2)」(『清末小説研究』第3号1979.12.1)24頁が原因でした。ここで英文綴りが間違っている。
読めば、オルツィの原作について私が教えた、とあります。
そうだったかな。なにしろ昔のことで。
思い出したのは、そのころ刊行された中島河太郎+押川曠編『シャーロック・ホームズのライヴァルたち』(パシフィカ1979)です。発売と同時に購入したのを中村先生にお知らせしたのでした。
あらためて見ると226頁に「名馬シガレット号事件」に併記してTHE HOWSSING OF CIGARETTEとあるではありませんか。
ここも間違っている。
樽目録初版1988からの英文綴り誤りというのは、少なからず驚いたことです。
任翔らが樽目録第3版から無断借用したことが原因で判明したという次第。

任翔、高媛主編『中国偵探小説理論資料(1902-2011)』
北京師範大学出版社2013.3
2013.8.11
1902-2011年に発表された探偵小説に関する文献集です。
序引弁言、評論文を収録します。
編者「前言」、附録1:偵探小説作品刊登的主要期刊目録(1902-2011)、附録2:翻訳偵探小説目録(1896-1949)、附録3:原創偵探小説目録(1901-1949)
この資料集をもとにして論文が書かれて発表されるでしょう。
それくらい便利だな、というわけです。
(2013.8.12追加)
582頁 繍像小説の停刊時期を「1906.4」と誤っています。私は、刊年不記だから違う、と指摘し続けて長いです。中国の学界ではいまだに認知していません。私は、そのつど指摘するつもりです。
588頁 「紳士/海姆」と示す作品があります。樽目録第3版を参照したはず。正しく「紳士克〓海姆」となぜ表記できないのか。不思議なことです。

2013.8.7
胡適は彼の翻訳集『短篇小説』第一集(上海・亜東図書館1919.10/1931.6十五版)にロシア小説を3作品収録しています。
以下のとおり。
1 (俄)泰来夏甫(NIKOLAI DMITRIEVITCH TELESHOV)著「決闘」
2 (俄)高爾基(MAXIM GORKY)著「他的情人 (HER LOVER)」
3 (俄)契訶夫(ANTON CHEKHOV)著「一件美術品」

これらの英訳本は、上に掲げました“SHORT STORY CLASSICS(FOREIGN)”VOLUME ONE, RUSSIAN, EDITED BY WILLIAM PATTEN, P. F. COLLIER & SON, NEW YORK, 1907 です(ウェブサイトから引用)。
それぞれの原文も示します。
1 NIKOLAI DMITRIEVITCH TELESHOV著、LIZZIE B. GORIN英訳“THE DUEL”
2 MAXIM GORKI著, LIZZIE B. GORIN英訳“BOLESS”
3 ANTON CHEKHOV著, ARCHIBALD J. WOLFE英訳“A WORK OF ART /THE STORY OF A GIFT”

李建梅『文学翻訳規範的現代変遷――従《小説月報》(1921-1931)論商務印書館翻訳文学』
成都・四川出版集団、四川辞書出版社2012.8
2013.8.5
本年6月13日に紹介しました上記書籍です。もういちど掲げます。
というのも、翻訳を多く発表した魯迅、周作人、鄭振鐸、沈雁冰(茅盾)らは、重訳、あるいは転訳によっていたと指摘しているからです。
個別に触れられることはあったでしょう。まとめてこのような説明があると衝撃度が高いように思います。
私が思うに、外国語の原文から直接翻訳しないこの方法、どこかであったような。
いうまでもありません、外国語ができない林琴南が採用した方法です。外国語ができる共訳者が多数存在していました。
魯迅たちは外国語ができました。しかし、転訳という翻訳方法は、林琴南の「翻訳工房」と基本的には同じでしょう。
自分たちも同じことをしておきながら、林琴南を批判する。奇妙なものだと感じるわけです。
なかなかにおもしろい。
ところが、李建梅は林訳シェイクスピアについてあいかわらず戯劇を小説化したと書いています(159頁)。
おまけに鄭振鐸による1924年の指摘をそのまま引用している。
林琴南冤罪事件は、まだまだ継続中のようです。

劉鶚(劉鉄雲)原著 徐少知新注『老残遊記新注』
台湾・里仁書局2013.5.31
2013.8.1
『老残遊記新注』です。初編20回、二編9回、外編残稿を収録しています。
〓鵬程「序」、徐少知「出版前言」あり。
底本は、『老残遊記全編』台湾・藝文印書館1972.9。次を参照。劉徳隆整理『劉鶚集』長春・吉林文史出版社2007.12、陳翔鶴校『老残遊記』北京・人民文学出版社1989.5

楊剣龍主編 楊剣龍等著『上海文学与二十世紀中国文学』
上海文化出版社2012.12
2013.7.31
目次は以下のとおりです。
総序、
前言、
第1章 文化中心的形成与上海文学的発展、
第2章 上海文学翻訳与20世紀中国文学、
第3章 上海出版業与20世紀中国文学、
第4章 上海現代派与20世紀中国文学、
第5章 “鴛鴦蝴蝶派”概念与新文学的批判、
第6章 上海文学論争与20世紀中国文学、
第7章 上海戯劇運動与20世紀中国文学、
第8章 上海左翼運動与中国文学左傾思潮、
第9章 上海自由主義文学思潮与20世紀自由主義文学、
第10章 上海唯美思潮与20世紀中国唯美主義文学、
後記

〓兵蘭『清末訳者的翻訳倫理研究(1898-1911)』
長沙・湖南人民出版社2013.3
内容提要、
第1章 緒論、
第2章 前人研究述評、
第3章 清末訳者的翻訳倫理関係、
第4章 清末訳者的翻訳倫理抉択、
第5章 清末訳者的三種翻訳倫理模式、
第6章 結論、
参考文献、
附録、
後記

査爾斯・蘭姆(CHARLES LAMB)、瑪麗・蘭姆(MARY LAMB)著、傅光明訳『莎士比亜戯劇故事集』
台湾商務印書館2013.4
2013.7.26
傅光明の訳後解説を確認するために購入しました。
ウェブ上では「与莎士比亜“故事”終生相伴――台湾商務印書館《莎士比亜戯劇故事》訳後記」として2013.4.7付電字版で読むことができます。
1910年には、ラム『シェイクスピア物語』の漢文注釈本が商務印書館から刊行されている。この指摘は興味深いです。
拉穆著、平湖甘永龍註釈『原文莎氏楽府本事附漢文釈義』(宣統二年五月/1923二十版)だとか。
英語学習教材ですね。中国では、ラム『シェイクスピア物語』は1910年以降相当に広く知られていたことになります。
2013.7.25
『清末小説から』第111号の目次予告です(2013.10.1公開予定)。
=====================
いくたびかの阿英目録3………樽本照雄
《狗之日記》の原作………渡辺浩司
『吟辺燕語』批判の謎………沢本香子

呉俊、李今、劉曉麗、王彬彬主編『中国現代文学期刊目録新編』上中下
上海・世紀出版集団、上海人民出版社2010.2
2013.7.15
上記の目録が出版されていたとは知りませんでした。
大部な雑誌目録です。1919-49年に刊行された雑誌を収録しています。
以前に利用したのは、次の目録です。
唐〓、韓之友、封世輝、舒欣、孫慶昇、顧盈豊編『中国現代文学期刊目録彙編』上(天津人民出版社1988.9)
1915年の『青年雑誌』から収録。創刊順に配列しています。
「上」だけを示したのは、『清末民初小説目録』に収録するのは1920年までだからです。
書名のつけかたが1988年の「彙編」から2010年の「新編」へ変化しています。両者には関係がある、という意味でしょう。
こちらも『清末民初小説目録』に追加記入の作業中です。

張美蘭恨『美国哈仏大学哈仏燕京図書館蔵晩清民国間新教伝教士中文訳著目録提要』
桂林・広西師範大学出版社2013.5
2013.7.14
必要な人には役に立ちそうな目録です。
といいましたが、『清末民初小説目録』にもしっかりと追加記入しております。

顔廷亮『黄世仲革命生涯和小説生涯考論』上下
北京・人民出版社2012.4
2013.7.13
目次は以下のとおりです。
ケ紹基「序一」、
陳堅「序二」、
(上)
代緒論:黄世仲研究及其対中国近代小説史研究的啓示、
第1章 従粤中名門望族末世走出的一代英才、
第2章 在社会思想政治劇烈変動的年代里、
第3章 搏撃於革命浪潮中的最初歳月、
第4章 激情燃焼於中国同盟会的旗幟下(上)、
第5章 激情燃焼於中国同盟会的旗幟下(下)、
第6章 摧〓幾千年封建帝制的最後戦闘、
第7章 崇高理想追求的悲劇終結(上)、
第8章 崇高理想追求的悲劇終結(中)、
第9章 崇高理想追求的悲劇終結(下)、
(下)、
第10章 革命画報的小説大家、
第11章 従《粤東小説林》到《中外小説林》、
第12章 走在時代前列的小説理論探索、
第13章 晩清民主革命派小説的傑出代表、
第14章 変幻社会変幻情況的留影、
第15章 晩清社会小説的巨擘、
第16章 《粤東小説林》和《中外小説林》上的両部長篇小説、
第17章 従歌頌孫中山到直斥康有為、
第18章 創作於己酉年的両部長篇小説、
第19章 黄世仲的三種報告文学式小説、
第20章 晩清最後一部傑出的歴史小説、
第21章 幾多残佚過甚的黄世仲小説、
結束語、
附録、
参考文献、
後記

姚玳〓『文化演繹中的図像:中国近現代文学/美術個案解読』
広州・広東人民出版社2010.8
2013.7.11
目次は以下のとおりです。
導論:近現代文化演繹中的“図像”、
第1章 文化象徴?自我指渉?――図像中的女性形象、
第2章 図文対読:訳介、図式及文化的異質制衡、
第3章 雅俗僭越与文化博〓、
後記

高玉、朱利民『両浙啓蒙思潮与中国近現代文学』
北京・中国社会科学出版社2012.3 両浙文学与文化研究書系
目次は以下のとおりです。
総序(王嘉良「両浙文学与中国文学的現代化進程」)、
導論中国啓蒙運動与区域啓蒙思想、
第1章 両浙前近代啓蒙思潮的逓進態勢与中国啓蒙思想的萌芽、
第2章 前近代啓蒙思潮対中国文学的近代導向意義、
第3章 両浙学術与近代啓蒙思潮、
第4章 両浙近代啓蒙思潮与文学的近代転型、
第5章 両浙啓蒙伝統的現代延続与文学的現代転型、
第6章 中国現代啓蒙文学大師――魯迅、
第7章 浙東作家群的啓蒙文学、
第8章 “人的文学”与個人主義的文学創作、
第9章 両浙啓蒙文学対構建中国新文学的意義、
第10章 啓蒙的反思、
結語、
参考文献、
後記

王コ威主編『中国現代小説的史与学 : 向夏志清先生致敬』
台湾・聯経出版事業股〓有限公司2010.10
2013.7.9
過日、韓嵩文MICHAEL GIBBS HILL、祝芸訳「萍雲的狩獵旅行――早期周作人及其性別化的「感時憂国精神」」を紹介しました。
該論文を収録するのが上記の書籍です。
お知らせまで。

南洋外史訳述「(露国怪物)探偵魔王」
『中央新聞』明治37年1月1日
2013.7.8
著訳者名不記「(新訳)俄国包探案」(『繍像小説』21-22期 刊年不記[甲辰2.1-2.15(1904.3.17-3.31)とするは誤り])があります。
その原作について、中村忠行は次のように指摘しました。
[中村S2-19]原作未詳。水田南陽訳『露国怪物探偵魔王』と関係あるか
[中村S4-55]恐らく水田南陽の『露国怪物探偵魔王』(明治三十七年一月『中央新聞』)なるべく
このたび念のため『中央新聞』明治37年1月1日から22日までの複写を取り寄せました。
比較対照した結果、残念ながら水田南陽の作品が漢訳の原作ではありません。
「(新訳)俄国包探案」の冒頭。
話説俄羅斯国有両個大京城。一個旧京。叫做莫斯科。一個新京。叫做聖彼得堡。自従俄国先皇大彼得……
「(露国怪物)探偵魔王」の第1回(総ルビ省略)。
目敏い足疾い無口の給侍が、肩から胸にかけて玉の肌を顕した美人や、眩き迄の勲章に、生涯の名誉を輝やかして居る紳士の間を縫ふて、食事の皿を運んで廻はるは、倫敦屈指の割烹店たる、美蘭亭階上の大食堂である。
手間ヒマがかかります。原作探索についていえば、失敗するのが普通ですね。驚くことではありません。
そういう例をお見せしました。
2013.7.6
「林紓冤罪事件簿」の訂正表を作りなおしました。
2013.7.3
会稽萍雲女士(周作人)假造「(短篇小説)女獵人」(『女子世界』2年1期(13期) 乙巳(1905))の原作を指摘した文章があります。
韓嵩文 MICHAEL GIBBS HILL「萍雲的狩獵旅行」(王コ威主編『中国現代小説的史与学 : 向夏志清先生致敬』台北・聯経出版事業股〓有限公司2010。崔文東氏複写提供)です。
それによると、原作は、MRS. HINDE,“LION HUNTING BY A LADY”(“PEARSON'S MAGAZINE”9, 1900)であるらしい。
おなじ周作人つながりで、以下の翻訳の原作も指摘しておきましょう。
(南非)須莱納夫人OLIVE SCHREINER著 仲密(周作人)訳「歓楽的花園」(『毎週評論』28期 1919.6.29)です。
周作人自身が、次のように説明しています。
「這一篇是従短篇集「夢」的裏面訳出的」
調べると、OLIVE SCHREINER“V. THE GARDENS OF PLEASURE”(“DREAMS.” 1891)でした。
同じく、以下の2篇も彼女の原作です。
「人生的礼物」『毎週評論』31期 1919.7.20
OLIVE SCHREINER“[. LIFE'S GIFTS”(“DREAMS.” 1891)。
「沙漠間的三個夢」『新青年』6巻6号 1919.11.1
OLIVE SCHREINER“X. THREE DREAMS IN A DESERT”(“DREAMS.” 1891)
すでに明らかな事柄かもしれません。念のため、ということで。

清末民初小説刊行数の推移
2013.6.29
『清末民初小説目録 第5版』のデータにもとづき作成しました。
▼は創作の全体です。
△は翻訳の全体です。
○はそれらの合計です。
新聞雑誌に掲載され、のちに単行本で刊行された作品をすべて含んでいます。重版も同様。
重版を数えたのは、それだけ読者の歓迎を受けた証拠だと考えるからです。
以前に作成した「清末民初小説のふたこぶラクダ」を回想します。
ここから回想============================
1995年当時、データ数の全体は約14,000件です。
1911年を底にして創作翻訳を合計した刊行数は1907年と1915年に頂点を示しました。
翻訳は1902-1907年に創作をわずかに上まわります。
結論は、阿英が清末において「翻訳は創作よりも多い」と断定したのは正しくないというものです。
説明しなければならないのは、阿英「晩清小説目」の範囲内であれば、阿英のことばもはずれではない。
どのみち、収録の範囲を拡張していけば、阿英の説明から離脱するのはやむを得ないことでした。
ふたたび述べます。翻訳が全体の3分の2を占める、と阿英が指摘したのは事実ではなかった。
ここまで==============================
阿英目録は、中国学界では長期間にわたり権威を維持してきました。その阿英が間違っていたと指摘すると、中国人研究者は、とても驚き、それをいった人間に対して立腹するようです。
事実ですから、どうしようもありません。
あれから目録の摯竰正をくり返しています。
第2版が1997年。第3版が中国の斉魯書社から2002年に刊行されました。
第4版をCD-ROM版で2011年に、第5版をウェブサイトで公開したのが2013年です。
目録初版が1988年ですから、単純に計算して25年間になります。長いですね。
2013年現在、データ数は32,623件です。約2.3倍になりました。
その原因は、新聞雑誌から大量の小説を追加採取したからです。
先行文献のお世話になったことはいうまでもありません。樽目録第5版の「説明」には、参考文献をできるだけ掲載して感謝の気持ちを表わしました。
それぞれの作品に、言及した文献を注釈として記述しています。検索の便宜を考えた工夫のひとつです。
最新のデータでは、以前の「ふたこぶラクダ」は変化するのか。私には興味のあることです。
上の記述を複写します。年に微妙なズレがあるだけで、内容は同じことが判明しました。
「1911年を底にして創作翻訳を合計した刊行数は1908年と1915年に頂点を示しました」
「翻訳は1902-1906年に創作をわずかに上まわります」
刊行数全体の推移は、以前と同じく「ふたこぶラクダ」です。阿英説を否定したことについても訂正の必要を認めません。
以上、簡単に述べました。

李建梅『文学翻訳規範的現代変遷――従《小説月報》(1921-1931)論商務印書館翻訳文学』
成都・四川出版集団、四川辞書出版社2012.8
2013.6.13
目次は以下のとおりです。
序、
引言、
第1章 20世紀初葉翻訳文学与翻訳規範的発展脈絡、
第2章 商務印書館与翻訳規範的変遷(一):現代訳者群体的生成、
第3章 商務印書館与翻訳規範的変遷(二):現代翻訳政策的生成、
第4章 商務印書館与翻訳規範的変遷(三):現代文体実践方式的生成、
第5章 文学翻訳規範的現代変遷与商務印書館作用的歴史評価、
結語、
主要参考文献、
致謝

謝天振『訳介学導論』
北京大学出版社2007.10 21世紀比較文学系列教材
2013.6.11
目次は以下のとおりです。
緒論 比較文学視野中的翻訳研究、
第1章 翻訳研究的文学伝統和当代訳学的文化転向、
第2章 訳学観念的現代化与国内訳学界認識上的誤区、
第3章 文学翻訳中的創造性叛逆、
第4章 文化意像的伝逓与文学翻訳中的誤訳、
第5章 翻訳文学的性質与帰属、
第6章 翻訳文学史与文学翻訳史、
第7章 解釈学与翻訳研究、
第8章 解構主義与翻訳研究、
第9章 多元系統論与翻訳研究、
第10章 無比広闊的研究前景、
附録 訳介学研究推薦書目、
後記

凌碩為『新聞伝播与近代小説之転型』
杭州・浙江大学出版社2013.1
陳大康「序」、
導論、
第1章 近代報業与小説生産革新、
第2章 新聞生産与類小説的文体意義、
第3章 類小説的発展与転化、
第4章 報人圏与小説情調、
第5章 報刊語境与志怪的異化、
第6章 報人的選択与小説的沈浮、
結語、
附録 早期《申報》小説、類小説目録(同治十一年-光緒二年)、参考文献

張治『中西因縁:近現代文学視野中的西方「経典」』
上海社会科学院出版社2012.8
序論、
第1部分
第1章:烏托邦文学与科学小説的翻訳、
第2章:《巴黎茶花女遺事》与清末民初的言情小説、
第3章:福爾摩斯的東方伝人:偵探小説在中国、
第4章:児童的発現:西方童話在中国、
第2部分
第1章:探索西方文学之源:古希臘羅馬文学的訳介与伝播、
第2章:初識西方中古文学:浪漫伝奇与市民故事、
第3章:中文世界里的但丁及《神曲》、
第4章:戯劇中的人文思想:莎士比亜作品的翻訳与改造、
第5章:人文主義騎士堂吉訶コ東遊記、
第6章:歌徳的漢訳与現代中国浪漫主義文学、
第7章:迭更司的漢訳与現代中国現実主義文学、
第3部分
第1章:文言訳詩、
第2章:以訳為学、
附論:古典与風土之間:日本伝統文学的漢訳、
後記

MICHAEL GIBBS HILL LIN SHU, INC. Translation and the Making of Modern Chinese Culture
OXFOR UNIVERSITY PRESS 2013
2013.6.5
目次は以下のとおりです。
1. Introduction,
2. Broken Tools,
3. The Name Is Changed, but the Tale Is Told of You,
4. Double Exposure,
5. Looking Backward?
6. The National Classicist,
7. Becoming Wang Jingxuan,
8. Conclusion: Pure and Chaste Writing,
Appendix 1: Profiles of Lin Shu's Cotranslators,
Appendix 2: A Brief Chronology of Lin Shu's Life,
Studies of the Weatherhead East Asian Institute,
Pibliography,
Index

范伯群『填平雅俗鴻溝――范伯群学術論著自選集』
南京・鳳凰出版伝媒股〓有限公司、江蘇教育出版社2013.4
2013.6.3
文字通り、范伯群教授の自選論文集です。
以下の順序分類になっています。
自序、現当代作家作品論、魯迅小説論、通俗文学史論、多元共生論、学術自述、附録、後記
2013.5.28
『清末小説から』第110号を公開しました。

習斌『晩清稀見小説鑑蔵録』
上海世紀出版股〓有限公司遠東出版社2013.1
2013.5.24
著者が所蔵する清末の小説(単行本)50種について主として説明しています。ただし、翻訳小説は除く。
『晩清稀見小説経眼録』の続編

付建舟『清末民初小説版本経眼録二集』より引用
2013.5.22
商務版「説部叢書」改組に関係する重要な版本が出現しました。
今まで不明とせざるを得なかった改組の時期を特定することができます。
近く文章を発表する予定。
2013.4.15
お 知 ら せ 2
『清末民初小説目録 第5版』を無料公開します。
ファイルは以下の2件です。
説明 pdf 2,321MB A4判 133頁 同じものがこちらにも
本文 pdf 37,042MB A4判4,647頁 同じものがこちらにも
著作権は樽本照雄が有します。
私的利用の範囲内で転載、複製することは自由です。
第5版の特色
1.基本的な考え方:時間を辛亥革命で区切りません。清朝末期から中華民国初期までをとぎれることのない時間の流れとして把握します。
2.清末から民初にいたるまで中国で公表された創作小説、翻訳小説などを網羅的に収録しています。
3.初出の新聞雑誌から、のちの単行本まで、それらのすべてを採取対象とします。さらには、最近の復刻、大系などの叢書収録作品までも含んでいます。空前の収録数だといえるでしょう。
参考までに、ご紹介します。収録総計は、32,556件。その内訳は、創作24,712件、翻訳7,809件、創作と翻訳の合集35件です。第4版は、創作17,935件、翻訳6,239件の合計24,174件でした。今回の第5版は、その約1.35倍になります。
4.発表形態の変化を把握することができ、その意味で各作品の履歴書になっているのです。
5.作品のひとつひとつに典拠資料を明記します。1988年の初版から今回第5版の2013年まで25年の時間が経過しました。それ以前の研究成果とあわせて記述します。典拠資料をこれほど多く示した小説目録は、いままでありません。
6.翻訳作品には、判明している原作名、原作者名をかかげました。最新の研究成果にもとづいています。これを実現している小説目録は、中国にも存在しません。
7.電字版ですから、全文検索ができます。
★本ホームページは、最近のものと目次類を除いて、閲覧することができなくなりました。

1 (日)鹿島桜巷著 張倫訳述「(冒険小説)美人島」『月月小説』1年9号 影印本による

2 上海・群学社図書発行所 宣統2.3(1910) (群学社)説部叢書6 実藤文庫所蔵

3 鹿島桜巷『(探奇小説)美人島探険』館1906.6.18
2013.5.20
1は、(日)鹿島桜巷著 張倫訳述「(冒険小説)美人島」の第1章です。『月月小説』1年9号に掲載されました。
2は、それをそのまま抜き出して合冊にし単行本で発売(定価洋3角)した抽印本です。
1と2は同一のはず。
ところが、訳者が異なります。
1は張倫、2は張論。本文初回のみ張論ママ訳述。第3章からは張倫に。
抽印本のはずなのに、どうしてそうなるのか。不思議です。
もうひとつ。訳文に第7章はもとから欠落。これも奇妙なことです。
3の日本語原本も参考までに掲げました。

付建舟『清末民初小説版本経眼録二集』
杭州・浙江工商大学出版社2013.1
2013.5.2
清末民初の小説(単行本)148種を収録しています。表紙と奥付を掲載するのが特色。
付建舟、朱秀梅著『清末民初小説版本経眼録』(上海世紀出版股〓有限公司遠東出版社2010.6)の続編です。

『色媒図財記』

『決闘の果』国立国会図書館近代デジタルライブラリーより引用
2013.5.1
(日)涙香小史(黒岩涙香)著 黄山子訳『色媒図財記』20回 2冊 改良小説社 光緒33(1907)です。
『色媒図財記』は、「色謀ママ図財記」と誤記されたりします。
また、黒岩涙香原著は、『似而非(改題して悪党紳士)』か、と明確ではありませんでした。
涙香原著が判明しましたのでお知らせします。
FORTUNE/} DU BOISGOBEY“THE CONSEQUENCE OF A DUEL”南舵隠士(黒岩涙香)訳「決闘の果」『東西新聞』1889.9.25-11.26。単行本で40回1冊、三友舎1891.5.12です。

張衛晴『翻訳小説与近代訳論――《マ夕閑談》研究』
北京・中国社会科学出版社2012.12
2013.4.14
目次は以下のとおりです。
内容提要、
緒言、
第1章 西方小説伝入中国的歴史背景、
第2章 英国作家利頓及其小説《夜与晨》、
第3章 蠡勺居士及其訳作《マ夕閑談》、
第4章 蠡勺居士翻訳観的透視、
第5章 利頓小説及蠡勺居士訳本的影響、
結語、
附録1.《マ夕閑談》総回目、
附録2.《瀛寰瑣紀》各巻与《マ夕閑談》章節対応表、
附録3.早期翻訳作品《意拾喩言》書影、
附録4.1873年首次刊載《マ夕閑談》的《申報》文藝副刊《瀛寰瑣紀》、
附録5.1875年出版的単行本《マ夕閑談》、
附録6.1904年重印的《重訳外国小説・マ夕閑談》、
附録7.《重訳外国小説・マ夕閑談》封三版権頁、
附録8.原著《夜与晨》1871年KNEBWORTH限量版挿図、
附録9.作者利頓画像、参考文献

羅曉静『“個人”視野中的晩清至五四小説――論現代個人観念与中国文学的現代転型』
北京・中国社会科学出版社2012.8 “文瀾学術文庫”系列叢書
2013.4.11
目次は以下のとおりです。
胡徳才「総序」、
緒論、
第1章 “個人”的遮蔽与僭越:晩清小説的政治叙事、
第2章 “個人”的出場与突囲:清末民初小説的世俗表達、
第3章 “個人”的生成与多様性:五四小説的個性書写、
結語、
参考文献、
後記
2013.3.23
お 知 ら せ
『清末民初小説目録 第5版』を近く公開する予定です。
そのため、本ホームページのほとんどの記事が閲覧できなくなります。
詳しくは、その時、またお知らせいたします。

祝均宙『図鑑百年文献――晩清民国年間期刊源流特点探求』
台湾・華藝学術出版社2012.12
2013.4.3
目次は以下のとおりです。
推薦序(呉雅慧、高郁雅、連玲玲、遊鑑明、黄錦珠)、
第1章 期刊誕生的萌芽期1815-1896、
第2章 期刊発展的蓬勃期1897-1914、
第3章 期刊発展的繁栄期1915-1937、
第4章 期刊起伏的衰落期1937-1949、
後記、
徴引文献
雑誌表紙、あるいは関係人物の写真を多数収録しています。貴重な業績であることはまちがいありません。
雑誌といえば、どうしても『繍像小説』に目が行きます。
その停刊時期をどのように説明しているのか。新しい研究成果を取り入れているだろうか。
私は、ここに注目します。
なぜならば、『繍像小説』部分を見れば、その研究姿勢が分かるからです。
32頁に、「1906年4月停刊」とあります。がっかりですね。
私は以前から、違うと主張しています。
『繍像小説』の停刊は、言われている「1906年4月」ではなく、「1906年末」です。
小さいことですが、これは重要な意味をもっている。
今から17年前です。
祝均宙、黄培〓「中国近代文芸報刊概覧」(一)(『中国近代文学大系』第12集第29巻史料索引集一 上海書店1996.3)が刊行されました。その248頁に、『繍像小説』の停刊を説明して、まったく同じ語句を使用し「1906年4月停刊」とあります。こちらは、書目をかかげ、本文274頁では、第72期「1906年4月〔丙午三月〕」と表記します。
カッコの使い方について説明はありません。
『繍像小説』の刊年に関しては、()と〔〕の2種類を使い分けています。先行文献にならったものでしょう。
()は、実物に印刷された刊年です。ところが第13期より刊年を示さなくなりました。そこで、それ以前と区別して〔〕内に推測の刊年を表示したわけ。
一般の研究者は、その違いにいまでも気づきません。
祝均宙の説明を読むと、彼自身もそれを理解していないのではないでしょうか。
また、同シリーズでつぎの書籍も刊行されています。
祝均宙『図鑑百年文献――晩清民国年間画報源流特点探求』(台湾・華藝学術出版社2012.11)
目次は以下のとおりです。
推薦序(呉雅慧、高郁雅、連玲玲、遊鑑明、黄錦珠)、
前言、
第1章 石印画報時期1874-1920、
第2章 銅〓版画報時期1925-1930、
第3章 影写凹版画報時期1930-1949、
第4章 政治風刺的風向標――漫画類画報、
第5章 各具風采的専題画報、
後記、
徴引文献
2013.3.14
以下の論文を拝受しました。ありがとうございます。
蘇建新「2011年林紓研究芻議」『遼東学院学報(社会科学版)』第15巻第1期 2013.2
蘇建新「林紓小説翻訳実際収入新探」『明清小説研究』2012年第4期(総第106期)刊年不記
2013.3.7
『清末小説から』第109号を公開しました。

張登林『上海市民文化与現代通俗小説』
上海文化出版社2012.11
2013.3.5
目次は以下のとおりです。
楊剣龍「総序」、
第1章 雅俗之辨与文化選択、
第2章 文化制約与小説〓変、
第3章 従幻想的情到現実的愛――言情小説的世俗化之路、
第4章 遊走在公義与律法之間――武侠偵探小説的文化解読、
第5章 湧動的“歇浦潮”与平静的弄堂景――社会小説中的上海書写、
第6章 市民文化接受中的通俗小説藝術、
第7章 現代化進程中的上海現代通俗小説、
主要参考文献、
後記

『林紓訳著経典』1-4冊で1組
上海世紀出版股〓公司、上海辞書出版社 2013.1 珍蔵版
2013.3.1
4冊で1組。北京・商務印書館1981年版10冊を再編集したものです。
1981年版には記された原作表示がなくなりました。『清末民初小説目録』をご覧ください。
収録作品は以下のとおり。
第1冊 銭鍾書「林紓的翻訳」、「巴黎茶花女遺事」「吟辺燕語」「拊掌録」「現身説法」
第2冊 「迦茵小伝」「不如帰」「離恨天」
第3冊 「黒奴〓天録」「撒克遜劫後英雄略」
第4冊 「塊肉余生述」

張曉編著『近代漢訳西学書目提要 明末至1919』
北京大学出版社2012.9
2013.2.13
明末から1919年までに漢訳された単行本の目録。
「中国図書館図書分類法」により哲学、心理学、宗教など30部門に分類します。単行本を主にして収録。
文学部門は、世界文学(以下文学は省略)、中国、日本、印度、阿拉伯、欧洲(古希臘、古羅馬、英国、法国、〓威、丹麦、比利時、荷蘭、徳国、瑞士、匈牙利、波蘭、俄国、意大利、美国)、国別不明的文学作品です。
書名に通し番号を振り検索に便利。附録に書名索引、著訳者索引、主要徴引書目があります。

周楽詩『清末小説中的女性想像(1902-1911)』
上海・復旦大学2012.9
目次は以下のとおりです。
引論、
第1章 先天下之憂而憂、
第2章 歓場里的個人奮闘、
第3章 三省其出閨門、
第4章 躑躅崎路行未遠

方長安『中国近現代文学転型与日本文学関係研究』
台湾・秀威資訊科技股〓有限公司2012.8
2013.2.9
目次に「第1章晩清文学変革与日本啓蒙文学」「第2章晩清文学向五四文学転変与日本文学」があります。
同氏著『選択・接受・転化――晩清至20世紀30年代初中国文学流変与日本文学関係』(武昌・武漢大学出版社2003.6)の改題重版らしい。

A STUDY OF LIN SHU'S TRANSLATIONS IN CULTURAL PERSPECTIVES
WARREN GAO(高万隆)『文化語境中的林紓翻訳研究』
杭州・浙江工商大学出版社2012.10
2013.2.6
目次は以下のとおりです。
CHAPTER 1 INTRODUCTION,
CHAPTER 2 LIN SHU'S WORKS WITHIN A TARGET-ORIENTED/CULTURE-ORIENTED FRAMWORK,
CHAPTER 3 CRITICAL LITERATURE REVIEW ON LIN SHU,
CHAPTER 4 LIN SHU IN CULTURAL CONTEXT,
CHAPTER 5 POETIC EQUIVALENCE,
CHAPTER 6 BEYOND EQUIVALENCE,
CHAPTER 7 AN EXEMPLAR OF CHINESE LITERARY TRANSLATION,
BIBLIOGRAPHY,
GLOSSARY,
LIST OF LIN SHU'S TRANSLATED WORKS

尚静宏、楊亮著『従古典到現代――中国文学演変主潮之1840-1916』
鄭州・河南大学出版社2012.8
2013.2.4
目次は以下のとおりです。
前言、
第1章 語境:現代性体験緩慢地発生、
第2章 現代性文学的初歩呈現、
第3章 主流文壇的詩文創作、
第4章 文壇辺縁地帯的読物、
第5章 時代:現代性体験漸成社会主流、
第6章 民族革命思潮的仏化文本、
第7章 現代性文学的〓一維度、
第8章 古典性体験的頑固堅守、
第9章 〓醸:現代性体験的継続深化、
第10章 現代性体験継続深化的鏡子、
第11章 民初文学演進的豊富性、
第12章 異趣的中文創作、
結語、
重要参考文献、
後記


(美)葉凱蔕著 楊可訳『上海・愛:名妓、知識分子和娯楽文化 1850-1910』
北京・生活・読書・新知三聯書店2012.11
上の原本です

CATHERINE VANCE YEH,
“SHANGHAI LOVE: COURTESANS, INTELLECTUALS, AND ENTERTAINMENT CULTURE, 1850-1910”
UNIVERSITY OF WASHINGTON PRESS, 2006 原本
2013.1.29
目次は以下のとおりです。
導言、
1 秀摩登:19世紀末上海名妓的時尚、家具和挙止、
2 上海・愛:新的遊戯規則、
3 海上遊戯場:重演《紅楼夢》、
4 形象打造者:洋場才子和上海的娯楽出版業、
5 城市的大衆之花和媒体明星、
6 晩清繍像小説中上海名妓的形象、
7 上海指南:城市身〓形成過程中的娯楽業、
8 結束語、
注釈、
参考書目
2013.1.20
『清末小説から』第109号の目次予告です(2013.4.1公開予定)。
=====================
いくたびかの阿英目録1………樽本照雄
Richard Marsh の中国語訳………渡辺浩司
張葆常的少年中国和廃漢語論………姚 達兌
《筆生花》初刊本小識………鄭 振偉
2013.1.18
『空谷蘭』の原作は、ご教示いただいて次のとおり。
■空谷蘭 3 包公毅訳 有正書局 光緒34(1908)
黒岩涙香訳『野の花』前後編 扶桑堂1909.1.2/5.2(初出『万朝報』1900.3.10-11.9)。原作は Charlotte Mary Brame (Bertha M. Clay)“A Woman's Error”
そうすると、関連して次の疑問が生じました。
■鴛盟離合記 (言情小説) 2冊 (日)黒岩涙香著 湯爾和訳 商務印書館 光緒33(1907)
Bertha Clay“A Woman's Error”。黒岩涙香訳『人の妻』扶桑堂1906.11.10
涙香訳『人の妻』も『野の花』も、クレイの同一作品がもとになっている。
そうなのでしょうか。
手元に材料がありませんから、疑問を提出するだけです。

Xuelei Huang(黄雪蕾)著 注33部分
2013.1.12
上のぶぶんは、つぎの論文から(55頁注33)。
Xuelei Huang, From East Lynne to Konggu Lan: Transcultural Tour, Trans-Medial Translation, Transcultural Studies 2012. 2, Universitat Heidelberg
昨日の補訂です。
黒岩涙香訳『野の花』が直接よったのは、次の作品だということです。
Charlotte Mary Brame (Bertha M. Clay), A Woman's Error.
黄雪蕾先生のご教示に感謝します。
こちらもどうぞ。
http://archiv.ub.uni-heidelberg.de/ojs/index.php/tarnscultural/article/view/9127

Xuelei Huang(黄雪蕾)著
2013.1.11
上の論文は、つぎのとおり。
Xuelei Huang, From East Lynne to Konggu Lan: Transcultural Tour, Trans-Medial Translation, Transcultural Studies 2012. 2, Universitat Heidelberg
少しふるい話です。
黒岩涙香訳『野の花』前後編(扶桑堂1909.1.2/5.2。初出『万朝報』1900.3.10-11.9)の原作は、MRS.THOMAS HARDY(ミセス・トマス・ハーディー)原著“THE MOTHER'S HEART”だとあります(伊藤秀雄『(改訂増補)黒岩涙香その小説のすべて』桃源社1979.5.15。295頁)。
違うのではないか。
当時オーストラリア在住の故柳存仁先生から手紙をもらいました。
その時は解決することができませんでした。疑問のままです。
ところが、その後、原作はハーディー夫人ではなく、MRS.HENRY WOOD“EAST LYNNE”だとご教示いただいたのです。2009年のことでした。
それが、上記論文の著者黄雪蕾先生です。
また、同じことが以下の著書にも見えていました。
董新宇『看与被看之間――対中国無声電影的文化研究』(北京師範大学出版社2000.4 中国影視美学叢書)
旧聞に属することながら、参考までにお知らせします。

趙稀方『翻訳現代性――晩清到五四的翻訳研究』
台湾・秀威資訊科技股〓有限公司2012.9
2013.1.10
目次は以下のとおりです。
第1章 従政治実践到話語実践、
第2章 中国的「再疆域化」、
第3章 政治動員、
第4章 文化協商、
第5章 天演与公理、
第6章 承前啓後《新青年》、
参考資料、
後記

森岡優紀『中国近代小説の成立と写実』
京都大学学術出版会2012.11.5
2013.1.9
目次は以下のとおりです。
序 中国における近代的世界観への転換と「写実」、
第1部 写実をめぐる言説の形成と変遷、
第1章 伝統的小説観の転換と日本政治小説の翻訳、
第2章 自然主義・写実主義から現実主義へ、
第3章 アンチ・リアリズムとしてのポストモダン、
第2部 翻訳からつくられる写実小説のかたち、
第4章 物語と啓蒙――明治期科学小説の重訳、
第5章 叙述と啓蒙――『スパルタの魂』と明治期の雑誌記事、
第6章 小説の遠近法――『域外小説集』、
第7章 再現される「現実」――文言小説『懐旧』、
附 小説の正統性への自覚――周作人の初期翻訳の軌跡、
おわりに、
参考文献、
後記

2013.1.1
本年もよろしくお願いいたします。
『清末小説から』第108号を掲げました。
はじめに
中国の清末小説(しんまつ しょうせつ)を専門に研究している会です。清末とは、清朝末期のことを指します。厳密にいえば、「中国の」と付ける必要はありません。清末は、中国にしか存在しませんから。まあ、丁寧に言っております、くらいのことですのでご了承ください。
年代でいえば1900年代から1911年の辛亥革命をへて五四文学前です。
日本ならば、明治30年代から大正初期にあたります。
というわけで、清末小説を専門にしているといっても、中華民国初期の小説も含んでおりますので、誤解のないようにお願いいたします。
それならば、いっそのこと「清末民初小説研究」と称してもいいようなものの、長くなるでしょう。
研究会と称していますが、組織はありません。
定期刊行物として年刊の『清末小説(しんまつしょうせつ)』(第35号2012で終刊)と季刊の『清末小説から』(ウェブでの公開を継続中)を発行することが研究会の目的です。
『清末小説』と『清末小説から』の最新号所収の論文は、いくつかを本ホームページで読むことができます。
なお、『清末小説』のバックナンバーおよび『清末小説から』は、在庫がありません。
清末小説研究会の出版物も同様に在庫がなくなりました。ありがとうございます。
これまでの研究会活動を紹介するかわりに雑誌『清末小説(研究)』の編集ノートをあつめた編集ノート集をかかげます。おおよその活動が理解できるでしょう。
研究をめざす人を対象に『清末小説研究ガイド2008』を発行しています。清末小説研究資料叢書は、該ガイドを含めて13まで発行して終了しました。もうしわけありません。こちらも在庫はなくなっています。